外資系 証券会社

外資系の証券会社とは?日系企業との違いや業務内容を解説!

「外資系の証券会社ってどんな会社なんだろう?」
「外資系の証券会社は日系の証券会社とどう違うの?」

このように、外資系の証券会社に興味がある方もいるのではないでしょうか?

実は、外資系の証券会社は日系の証券会社と、仕事に対する考え方などが大きく異なります。

今回の記事では、外資系の証券会社の特徴や、日系の証券会社との違いについて解説します。

今回の記事を読めば、外資系証券会社の理解が深まり、どのような企業を受けるべきかが見えてきます。

その他外資系金融に興味がある方は以下の記事も参考にしてみてください!

【就活】外資系金融企業とは?年収から気になる疑問点まで解説!

2019.12.29

1.外資系証券会社とは

外資系 証券会社

外資系証券会社とは、外国法人または外国人が一定以上の割合で出資を行っている証券会社を指します。

割合自体は厳密には定められていませんが、経済産業省は外国法人または外国人による出資の割合が3分の1超の会社を外資系とみなしています。

外資系証券会社の主な仕事内容は、以下の通りです。

  • 株式や為替などの取引
  • 顧客の資産運用
  • 市場の分析や情報収集

仕事内容は外資系と日系とで差はありません。

(1)外資系証券会社

上記は主な外資系証券会社です。

いずれも世界的に規模が大きい企業で、日本のみならず世界各地に拠点を置いています。

スケールの大きい仕事に携われるので、大きな達成感を得たい人には魅力的な企業です。

(2)投資銀行は証券会社の一部

外資系 証券会社

実は投資銀行は、証券会社の一部ですが、それぞれの間には厳密な違いがあります。

証券会社は投資家間の証券の取引を仲介する業務を行いますが、投資銀行は証券会社の投資銀行部門(IBD)を意味し、法人を顧客とし、法人の発行した証券を販売する業務を行っています。

このように証券を取引する点では共通しているものの、顧客に違いがあるのです。

投資銀行と証券会社は同じものと捉えられることがありますが、違いを忘れないでおきましょう。

2.日系と比較した外資系証券会社

外資系 証券会社

証券会社には野村證券、SMBC日興証券、みずほ証券など、日系企業の証券会社もあります。

ただ、同じ証券会社でも日系と外資系とでは異なる部分もあるのです。

日系の証券会社と比べると、外資系証券会社には主に以下の特徴があります。

  • ”個”で評価される
  • 1案件が大きく件数が少ない
  • スピード感がある
  • クビが存在する
  • 実は海外勤務のチャンスは少ない

日系か外資系かで迷っているのであれば、相違点を知ると選びやすくなります。

(1)”個”で評価される

外資系 証券会社

外資系証券会社では、個人の働きぶりや成果を重点的に評価する傾向にあります。

給料も自分自身の成績に応じて変動するので、実力次第では若手のうちでも高給取りを目指せますし、昇進も夢ではありません。

ただし個が重要とは言え、社内での人間関係を気にしなくてもいいわけではないです。

外資系証券会社において社員を評価するのは、人事部の社員ではなく、直属の上司です。

もし直属の上司に「自分はしっかりと仕事で成果を出しています」ということがしっかりと伝わっていれば、昇給や昇進の可能性も高くなります。

また”個”で評価される分、自分自身にかかる責任も重くなるので、より強い責任感を持って仕事をする意志が必要です。

一方、日系証券会社ではチームや会社全体の成果を重視する傾向にあります。

したがって日系証券会社で仕事をする際は、協調性やチームワークが必要です。

もしチームの雰囲気を乱したり周りの人と上手く連携できない場合は、評価も厳しくなります。

(2)1案件が大きく件数が少ない

外資系 証券会社

基本的に外資系証券会社で扱っている案件は大型です。

外資系証券会社では海外企業の買収・合併をするクロスボーダーM&Aの案件も引き受けています。

しかし外資系証券会社が扱う案件数は、日系証券会社に比べて少なめです。

日系証券会社に比べて、外資系証券会社は従業員数が少なく、小型案件を担当する余裕がないためです。

外資系証券会社の日本支社の従業員数は、約500〜1,000人ですが、日系証券会社の従業員数は約6,000〜14,000人に上ります。

ただし大型案件を扱う分、社員には大きく負担がかかります。

それゆえに外資系証券会社は日系証券会社に比べて、勤務時間が長くなりがちです。

外資系証券会社は月の残業時間が100時間超えることもありますが、日系証券会社は約20〜30時間です。

(3)スピード感がある

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外資系証券会社には仕事のスピード感があります。

例えば仕事上で決断をする際、日系証券会社であれば資料作成やミーティングに時間をかけ、準備をしっかりと固めます。

しかし外資系証券会社であれば「まずは試してみる」という風潮が強く、準備にあまり時間をかけません。

社員に与えられている裁量も大きめなので、そもそも動きやすい体制になっています。

もし実際に行動してみて失敗したり問題が発生したりした場合は、方法をすぐに変えるなどPDCAサイクルを早めに回します。

外資系の証券会社で働くのであれば、考えたことをすぐに行動へと移す意識が必要です。

(4)クビが存在する

外資系 証券会社

外資系証券会社においては、クビになるのも珍しい話ではありません。

外資系証券会社は実力がある人に高い給料を与えていますが、実力がない人は高い給料をもらえないどころかクビになることもあります。

一方日系証券会社は、実力や役職による給料の差異はあまり大きいわけではないものの、クビになるリスクは外資系証券会社に比べると低めです。

実力を発揮して給料をもらいたいか、安定した収入を得たいかで、どちらを選ぶべきかが変わってきます。

(5)実は海外勤務のチャンスは少ない

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外資系と聞くと「海外で勤務できるチャンスかも?」と思われるかもしれませんが、外資系証券会社は意外と海外勤務のチャンスが少ないです。

何故ならば、外資系証券会社の本社は基本的に海外にあり、本社から他の国へ社員が派遣される場合がほとんどだからです。

日本は本社にとっての派遣先という認識なので、日本の支社から海外へ派遣や転勤を命じることはレアなケースです。

もちろん海外出張の機会はありますが、企業や部署によって可能性は異なります。

むしろ海外勤務ができる可能性が高いのは、日系証券会社です。

日系証券会社は海外に拠点を置いている企業もあるので、日本から海外へ駐在員として派遣されることもあります。

入社してあまり長くない社員でも、スキルアップのために海外へ派遣されることもあるので、運が良ければ若いうちに海外勤務を経験できます。

勘違いしやすい部分ですので「外資系=海外勤務がしやすい」と思い込まないで就職先を考えましょう。

3.4部門と業務内容

外資系証券会社の大きな特徴の一つとして、業務が部門ごとに分かれていることが挙げられます。

新卒採用の選考も部門ごとに行われる場合が多いので、どの部門が何をしているのか認識しておきましょう。

以下の外資系証券会社のフロントオフィスの部門は主に4部門で構成されます。

外資系証券会社の4部門
投資銀行部門(IBD)
●証券・マーケット部門
●リサーチ部門
●アセットマネジメント部門

順に紹介します。

(1)投資銀行部門(IBD)

投資銀行部門(IBD)とは、大手企業の資金調達やM&Aアドバイザリー業務を行う部署のことです。

例えば、とある企業を買収したいと考えている会社があった場合、その会社のアドバイザーとして、買収価格を調べたり株主との交渉、不利にならないような契約内容の策定、買収後の事業運営についてなど多角的な視点から買い手企業のサポートをします。

投資銀行における花形の部署であり、就活生のあいだでも非常に人気のある部署です。

(2)証券・マーケット部門

性格テストは業務や社風に合わせる

証券・マーケット部門は、株式や債権などの金融商品を、銀行・保険会社に対して提案する業務を行います。

機関投資家(プロの投資家)を相手にする部門のため非常に激しい営業活動が繰り広げられます。

そのため投資銀行の中で最も個人としての人間力が試される部署といわれ、就活生からも非常に人気の高い部署です。

また、業務ごとにいくつかの部署に分かれていることがほとんどで求められる知識も異なってくるため、マーケット部門を志望する方はOB訪問などで詳しく確認すると良いでしょう。

(3)リサーチ部門

リサーチ部門では、今後の株式市場の推移や債権・金利の動きの分析を行います。

アナリストやリサーチャーと呼ばれる人たちが在籍している部門です。

この分析のをふまえ、投資銀行部門の人たちが顧客へ提案を行うのです。

世界経済の情勢や為替の動きを見た上で顧客企業に役立つレポートを作成する必要があり、高い知見や財務分析スキル、数学的能力が求められる部門といえます。

(4)アセットマネジメント部門

アセットマネジメント部門は、顧客から預かった資産をその人の代わりに運用することで利益をあげ、手数料をもらう仕事です。

個人や企業の資産を増やすために様々な金融商品を発注して運用する業務を担います。

会社によっては別会社で運営されていることもありますので、興味がある方はその会社にアセットマネジメント部門があるかなどをOB訪問できちんと確認しましょう。

とはいえこれは高い金融知識がないとできないので新卒入社は狭き門といえるかもしれません。

4.まとめ

今回は外資系の証券会社の特徴や、日系証券会社との違いについて解説しました。

証券会社と言っても、外資系と日系とでは仕事に対する考え方や会社の仕組みが大きく異なります。

外資系と日系の具体的な区別がつかずに就職先を決めてしまうのは禁物です。

今回紹介したことをしっかりと踏まえた上で、外資系証券会社に就職するかを考えましょう。

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