
【就活の進め方がわからない】全体像を掴めばわかる!就活でやること6選
「大学3年になったのだけど、どうやって就活を進めていくのだろう?」
「就活ってまずは何から手をつけるべきなのかな…?」
就活の進め方がわからないあなたは、このような悩みを抱えていませんか?
そこで本記事では、就活の大まかな全体像と、就活でやるべきこと6選を紹介します。
記事の後半では、「就活のことがわからない…」という人によくある悩み3選も紹介しているので、これを読めば今自分が何をすべきなのかがわかりますよ!
なお、就活のことをより深く理解したい方は、書籍から情報収集するのもおすすめです。
以下の記事では、自己分析や企業研究を始め、ES対策やSPI対策の本も紹介しているので、これを参考に第一志望からの内定を勝ち取りましょう!
1.就活の進め方がわからない人はまず全体像を把握しよう!
就活の進め方がわからない方は、まず就活の全体像を把握しましょう。
就活は、主に以下の2つのフェーズにわかれています。
- 自己分析
- 企業研究・業界研究
- OB・OG訪問
- インターンシップ
- 企業説明会
- 筆記試験
- ES提出
- 面接
基本的な流れとしては、まず準備期間に就活に関する情報収集を行ない、大学3年の3月が近づくにつれて選考対策を進めていきます。
そのため、「就活の準備をまだ何もしていない…」という方は、自己分析や企業研究・業界研究などから手をつけましょう。
なお、もともと就活は、経団連が作成した『就活ルール』に則ってスケジュールが組まれていました。
しかし、2021卒から同ルールが撤廃され、今後は就活の早期化が予想されています。
実際に合同説明会などを開催している株式会社DYMの調査によると、90%もの学生が「就活が早期化していると感じる」と回答しています。
また、「就活のスタート時期に戸惑っている」と回答した人は49%であるため、今後は前倒しして準備を進めたほうが良いでしょう。
なお、具体的な就活スケジュールは以下の記事で解説しているので、これを読めば今自分はどういう段階にいるべきなのかがわかりますよ。
2.就活の進め方がわからない人がやること6選
就活の全体像が掴めたら、今自分が抱えている課題を解消するために以下の6つを実践しましょう。
いずれも就活をする際の基礎とされているもので、余裕をもって進めておくと自分の立ち位置を見失わずに済みます。
また、企業説明会とインターンシップは参加すると選考が有利に進みやすくなるため、開催時期を逃さないよう心がけてくださいね。
(1)自己分析|自分のやりたいことがわからない人向け
自己分析とは、簡単にいってしまえば自分のやりたいことや強み、企業との適性を探る作業です。
すべての就活の出発点ともされており、この作業を通して自分の進むべき方向性やキャリアを大まかに決めます。
こう聞くと「自分のことなんだから分析しなくてもわかるのでは?」と考える人がいますが、こういった作業を意識的に行わない限り、自分を理解することはできません。
実際に、大手就活支援サイトである就活ジャーナルの調査によると、「就活開始前にやっておけばよかったと後悔していること」に「自己分析」を挙げている人は48%にのぼります。
引用:就活ジャーナル
また、採用支援ツールなどを提供しているmitsucariの調査では、「2月までに行った就職活動準備」で「自己分析」と回答している人は80.3%にのぼります。
引用:キャリタスリサーチ
そのため、どんなに遅くとも大学3年の2月までには自己分析を終えておきましょう。
なお、以下の記事では効率的に自己分析できる方法を解説していますよ。
(2)企業研究・業界研究|どんな企業で働くべきかわからない人向け
企業研究とは、自分が興味を持っている企業がどういった事業を展開しているのか、またどういった制度を導入しているのかを調べることです。
これに対し、業界研究ではその業界の構造や今後の課題を調べます。
この目的としては、主に以下の2つが上げられます。
- 業界の中から、自分やりたいことを実現させてくれる企業を絞り込む
- 企業ごとの特徴や強みを理解することで、志望動機に説得力を持たせる
たとえば、一言で「自動車に関わる仕事に就きたい!」といっても、自動車業界には部品メーカーや組み立てメーカーなどの様々な業種が存在します。
また、組み立てメーカーもトヨタやホンダなど多岐に渡るため、企業ごとの違いを理解しておかないと「数ある企業の中からなぜ弊社を選んだのか?」と突っ込まれてしまうのです。
なお、以下の記事では企業研究の効率的なやり方を解説しているので、志望先が決まっていない方は目を通してくださいね。
また、業界研究を効率的に進めたい方は、以下の記事で解説している『業界研究EXPO』がおすすめです。
(3)OB・OG訪問|志望先の社風を知りたい人向け
OB・OG訪問とは、志望先の企業で働いている大学の先輩を訪ねることです。
こちらは依頼メールや場所の手配、訪問マナーの難しさなどから、就活生に不人気な作業の1つですね。
しかし、採用担当者なら絶対に漏らさないネガティブな情報や、会社に対する社員の本音も聞けるため、企業研究の手段として極めて効果的です。
実際に、リクナビの調査によると、「OB・OG訪問して良かった」と回答する就活生の割合はなんと97.5%にのぼります。
引用:リクナビ
また、OB・OG訪問した人の多くは「会社のリアルな内情を聞ける」というメリットを挙げているため、「万が一ブラック企業だったら嫌だな…」という方はぜひ活用してくださいね。
なお、具体的なOB訪問のやり方は以下の記事で解説しています。
(4)就活エージェントへの登録|ESや面接の対策法がわからない人向け
就活エージェントとは、プロのキャリアコンサルタントが就活を手助けしてくれるサービスのこと。
一般的に、就活エージェントは企業探しの手段として捉えられることが多いですが、実はESの添削や面接練習なども行ってくれます。
また、その多くは企業から報酬を得ているため、無料で利用できるのも魅力です。
就活生なら誰もが使っているほど当たり前なサービスなので、以下の記事を参考に登録を進めてくださいね。
(5)企業説明会への参加|企業の魅力を知りたい人向け
企業説明会とは、自社を志望する就活生に向けて経営理念や社風、仕事内容などを説明するイベントのこと。
主に、合同説明会と単独説明会の2つにわけられますが、このうち特に人気があるのは複数の企業が1つに会場に集まる合同説明会です。
というのも、合同説明会ではこれまでまったく知らなかった業界や企業と巡り会える可能性があるからですね。
実際に、リクナビのアンケートでは、「合同説明会に参加した理由」として「新しい業界・企業に出会えると思ったから」を挙げている人は55.4%にのぼります。
引用:リクナビ
また、企業の中には説明会後にアンケートを設けているところがあり、志望度の高さを示すことでその後の選考が有利に進む可能性があります。
説明会の多くは3月〜5月に開催されることが多いため、この時期が近づいたら説明会情報サイトをチェックし始めましょう。
(6)インターンシップへの参加|選考をより有利に進めたい人向け
インターンシップとは、簡単にいってしまえば志望している企業で職業体験することです。
主にその企業の雰囲気や仕事内容を理解するために参加しますが、実はこちらも志望度や能力の高さを示すことで、その後の選考で有利に進みやすくなります。
実際に、マイナビが行った『2020年卒マイナビ大学生内定率調査』によると、インターンシップに参加した人の内定率は参加していない人よりも21.4%も高いのです。
また、『2020年卒マイナビ大学生内定者意識調査』によると、「インターンシップへの参加が就活の役に立った」という理由に、「早期選考に進めたから」と答えた人は39.5%、「採用選考の一部が免除になったから」と答えた人は31.8%にのぼります。
上記のとおり、インターンシップに参加すると就活の成功率が高まります。
以下の記事では、インターンシップ探しにおすすめなサイトを紹介しているので、これを参考に就活を有利に進めてくださいね。
3.就活がわからない人によくある悩み3選
「就活のことが良くわからない…」という人によくある悩み3選を紹介します。
悩み1:就活のやる気が出ない場合はどうすればよい?
悩み2:就活をしないってあり?
悩み3:就活をしない場合ってどんな選択肢がある?
就活がわからないと悩む人の多くは、働くことへのモチベーションを失いがちです。
その結果、「就活をしないという選択肢もあるんじゃないかな…」という考えに行きつきやすいですが、この選択肢は大きな困難とリスクがつきまといます。
新卒という特権は就活生が想像する以上に強力な武器なので、慎重に決断してくださいね。
なお、「ほかにも就活に関する悩みを抱えている…」という方は、以下の記事を読むと解決策が見つかるかもしれませんよ。
悩み1:就活のやる気が出ない場合はどうすればよい?
就活に対するやる気が出ない場合、以下の3つの対処法が考えられます。
- 就活の目標をしっかり定める
- 就職によって得られるメリットを考える
- 目の前のことに少しでも手を付ける
就活のやる気が出ない人は、自分が社会人になるというビジョンを上手く描けていないことが多いです。
そのため、「自分はなぜ頑張らなくちゃいけないのだろうか…?」という懐疑心が生まれてしまうのですね。
こういった事態を避けるためにも、前述の自己分析やOB・OG訪問を行ない、自分が将来どういったキャリアを歩むのかをイメージしてくださいね。
また、「やらなくちゃいけないことを先延ばしにしてしまう…」と悩んでいる方は、目の前の作業をほんの少しだけでも進めてみるのがおすすめです。
これは心理学用語で「ベイビーステップ」と呼ばれているもので、少しでも手を動かすと脳からドーパミンが分泌され、やる気が引き出されます。
悩み2:「就活をしない」ってあり?
結論から述べると、「就活をしない」という選択はあまり推奨できません。
というのも既卒の就職は、新卒の就職よりも圧倒的に難しいからですね。
実際に、マイナビが行った『既卒者の就職活動に関する調査』によると、現役学生の内定率は83.4%もあるのに対し、既卒の内定率はわずか45%しかありませんでした。
また、株式会社ディスコが2015年に行った調査によると、「既卒者は受け付けているが、内定は出していない」と回答した企業は51.8%、「既卒者は受け付けていない」と回答した企業は34%にのぼります。
ただし、上記はあくまで既卒者に対する話です。
進学や海外留学をする場合はこの限りではないので、「就活に失敗しそう…」と不安な場合は思い切って卒業を先延ばしにするのも手です。
悩み3:就活をしない場合ってどんな選択肢がある?
就活をしない場合、主に以下の5つの選択肢が考えられます。
進学する おすすめ度★★★
海外留学する おすすめ度★★★
フリーランスになる おすすめ度★★☆
起業する おすすめ度★★☆
留年する おすすめ度★☆☆
このうち、進学と海外留学は就活しない場合の有力の選択肢となりえます。
勉強する内容や得られるスキルによっては、今後の就活を有利にしてくれる可能性があるため、志望先からの内定を逃した場合はこちらを検討しましょう。
これに対し、フリーランスや起業は自ら経営者となる方法です。
「会社員経験もないのに経営者だなんて…」と思われる方も多いだろうが、最近では新卒フリーランスや新卒経営者も珍しくありません。
ただし、社会人に必要な知識やマナーを独学で学ぶ必要があるため、自分で情報収集したり、率先してビジネススクールに加入したりといった対策が必要です。
最後の留年は、誰でも手軽に実践できる方法ですが、就活においてはマイナスに作用することが多いです。
以下の記事では、これらのメリット・デメリットを解説しているので、就活しないことを検討している方はぜひ目を通してくださいね。
4.まとめ
この記事では以下の内容について解説しました。
- 就活の全体像
- 就活の進め方がわからない人がやるべきこと6選
- 就活がわからない人によくある悩み3選
就活がわからないと悩む人の多くは、働くことへのモチベーションを失いがちです。
しかし、就活をしないという選択肢は大きな困難とリスクがつきまといます。
もし、どうしても就活を先延ばししたい場合は、進学や海外留学を使って新卒特権を手放さないようにしてくださいね。
なお、「就活に対するやる気がまったく湧かない…」という場合、もしかしたら就活うつに陥っている可能性があります。
以下の記事では、就活うつかどうかを簡単に見極められるチェックリストを紹介しているので、心配な方はぜひ読んでくださいね。