
企業研究のやり方徹底解説!ポイントを押さえて効率よく研究する方法とは?
「企業研究ってどうやってするの? 」
「どうやって情報収集をすれば良いの? 」
企業研究において、このような悩みを抱えていませんか?
実は、企業研究は段取りをしっかり行わなければ全く意味のないものになってしまいます!
この記事では、企業研究の情報収集の方法や企業研究が必要な理由と時期、企業研究のポイントについて紹介します。
この記事を読めば、有益な企業研究を行うことが出来ますよ!
目次
1.企業研究での情報収集方法4選
企業を知る上で就活生が情報を集める方法はいくつかあります。
情報収集のおすすめの順序は以下のようになっています。
1.業界研究本
↓
2.企業の採用サイト
↓
3.企業説明会などのイベント
↓
4.OB訪問
これらを一気に終わらせるのではなく、少しずつ行い志望企業を絞っていくと効率的に研究を行えます。
以下で詳しく説明していきます。
ステップ1:業界研究本
まずは業界を知りましょう。
業界研究本では、業界の動向・ビジネスモデル・各企業の売上や利益を知ることが出来ます。
各企業について深く研究する前に業界をざっくりと理解することで、客観的な観点から企業分析ができます。
業界を知るにあたって業界研究本がおすすめな理由は3つあります。
・業務に必要な力がイメージしやすい
・将来性・動向が書かれている
おすすめの業界研究本については以下の記事で紹介しているので参考にしてみてください。
ステップ2:企業の採用サイト
次に企業の採用サイトを見てみましょう。
新卒採用サイトは就活生が知っておくべき情報が充実しています。
例えばこのようなページがあります。
・事業領域
・職種・部門
・社員インタビュー
・待遇・福利厚生
これらの情報だけでも、自分にとって魅力的な企業かどうかを判断できます。
例えば以下の企業の採用サイトには上記の内容が掲載されています。
・ゴールドマンサックス
・電通(2020年卒向け)
・ソニー(2020年卒向け)
志望度の低い企業であってもしっかり確認するようにしましょう。
ステップ3:企業説明会などのイベント
企業説明会では分かりやすく企業の説明を聞けるほか、現場社員のお話など、会社の雰囲気も知ることができます。
WEBでは得られない情報も得られるので、志望度の高い企業には参加するようにしましょう。
本選考解禁以降に説明会を詰めすぎるとESに割く時間がなくなってくるので、早めに説明会に参加するのがおすすめです。
例えば合同説明会は3年次の夏から始まるので、余裕を持って企業研究に取り組めます。
高学歴向けの合同説明会や業界に特化したあるので、どのような合同説明会があるのかチェックしてみてください。
近年はWEBで配信される説明会もあり、地方に住んでいる就活生でも参加しやくすくなっているので積極的に情報を集めましょう。
以下の記事では説明会・業界研究セミナーに参加する前に押さえたいポイントを紹介しているので、参考にしてみてください。
ステップ4:OB訪問
OB訪問では、1対1でじっくりと企業のことを知る有益な機会です。
企業説明会は限られた時間の中で参加者全体に向けた説明がメインですが、OB訪問では自分が聞きたいことを聞くことができます。
本当に自分が抱いているイメージが正しいのか、自分に合った会社なのかを確認することができるので、「こんなはずじゃなかった! 」というミスマッチを防げます。
志望度の高い企業ではOB訪問をして、一次的な情報を得るようにしましょう。
2.企業研究をする理由と時期
企業研究をする理由は2つあります。
・志望動機の材料になる
理由を認識しておくことで、企業研究は捗ります。
順に説明していきます。
(1)自分にとって魅力的な企業かどうかを判断できる
企業研究ノートを作ることで、魅力に感じた点をチェックしたり、自分の会社選びの軸と照らし合わせることができます。
たくさんの企業を研究して、企業毎のノートを作成すると、自分の傾向がわかってきます。
「わたしは企業の経営理念を重視していたんだな」
「ぼくは企業の業務内容を重視していたんだな」
このようになんとなく志望していた会社だったが共通点が見つかったりすることもあります。
また、ノートにまとめることで企業の特徴が一目でわかります。
特徴がわかれば、その会社が自分にとって魅力的な会社なのかの判断がしやすくなります。
(2)志望動機の材料となる
企業研究ノートを作ることで、情報が整理され、他社競合との比較がしやすくなります。
また、面接では志望動機について深掘りされることが多いですが、企業や業界について理解していないと曖昧な志望動機しか話すことができません。
企業の面接担当は、面接のプロですので曖昧な志望動機は必ずバレます。
「この人はあんまりうちの業界か会社について理解していないんだな」と思われてしまうでしょう。
しかし企業研究ノートを書くことでその業界や企業について深く理解できるため、面接時にも具体的な内容をお話しすることができます。
良い例:御社は〇〇業界の中でも✖︎✖︎という分野においてシェアNo1という実績があります。
また、経営理念として掲げている△△に非常に共感したため志望します。
悪い例:御社はこの業界では非常に有名で、安定した経営を行なっているため志望します。
このように、なぜその会社じゃなければいけないのかという、観点が抜けている志望動機を言ってしまうと、きちんと調べてないんだなという印象を与えてしまうでしょう。
(3)3年生前期に始めるのがおすすめ
企業研究は早めに行うのが吉です。
3年生前期になると、インターン選考に向けて企業説明会が実施され始めます。
本選考が解禁されるとES執筆や面接対策に追われるため、企業研究になかなか時間を割けません。
目安としては、本選考解禁までに志望企業を絞れている状態が理想的です。
3年生前期から少しずつ研究を始め、入社したいと思った企業が絞れて来たら研究を深めていきましょう。
そうすることで、効率的に研究と対策が行えます。
3.企業研究ノートとは
企業研究ノートとは、企業研究で得た情報をまとめたものです。
WEB・説明会・OB訪問で得た情報をまとめていくことで、自分にとって魅力的な企業なのかや志望動機となるポイントが一目で分かります。
また、自分がどんな企業に魅力を感じやすいのかの傾向が掴めたり、競合他社との比較がしやすくなるため、面倒臭そうに思えて実は非常に有用なものなのです。
ノートを作る上で押さえたいポイントが2点あります。
・ドキュメントもしくはwordで作るのがおすすめ
ノートの作り方は以下の記事で紹介しているので、参考にしてみてください。
4・企業研究で意識しておくポイント
企業研究では意識しておくべきポイントが3つあります。
・業界内での立ち位置を理解する
・すべての情報を鵜呑みにしない
これらを意識しておかなければ、いざ選考が始まった時に、いままでしてきた企業研究が意味を為しません。
順に説明します。
(1)事前に自己分析をして軸を設定する
まず自己分析を行って、自分が大事にしたい選社軸(=入社する会社を選ぶにあたって大事にしたいこと)を少なくとも3点設定します。
それを行うことで、この企業の選考を受けるか否かを簡単に精査でき、無駄な時間を減らせます。
例えば、チームで何かを成し遂げるのが好きなのであれば、「チームで動くことの多い仕事」というのが1つの軸となるでしょう。
軸を設定したら、各企業ごとに点数化すると効率的に選社できます。
企業研究を始める前に、自己分析を始めましょう。
自己分析の方法について以下の記事で詳しく紹介しているので参考にしてみてください。
(2)業界内での立ち位置を理解する
自分が入社したいと思った企業が業界内でどのような立ち位置(業界内順位、強み)なのかを理解しましょう。
それを行うことで、なぜその「企業」を志望するのかを明確にできます。
高次の面接になるにつれて、業界内2位以降の企業から、「なぜ弊社なのでしょうか?なぜB社ではないのでしょうか? 」のような質問をされます。
そのため、その企業が業界内でどのようなポジションで、どのような役割を果たしていて、どのような強みがあるのかをしっかり確認する必要があります。
その企業内部のことだけ理解するのではなく、競合他社との比較を忘れないようにしましょう。
例えば、コンサル、商社であれば年収や企業評価を以下の記事でランキング形式で紹介しているので、参考にしてください。
(3)すべての情報を鵜呑みにしない
WEB上の情報や企業説明会での情報をすべて鵜呑みにしてはいけません。
企業はより優秀な学生に興味を持ってほしいので、好都合な情報を発信しがちです。
本当にその情報は本当なのか? その条件は本当に良い条件なのか? を確認するためにもOB訪問をおすすめします。
また、Open Work(旧Vorkers)のような企業の口コミサイトも判断材料と一つとなるでしょう。
すべての情報を鵜呑みにするのではなく、疑いの目を持ちながら情報収集をするようにしましょう。
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5.まとめ
この記事では、企業研究の方法やポイントについて紹介しました。
いつから、どのように情報収集を行えば良いかが理解できたと思います。
企業研究のやり方次第で今後の就活をスムーズに行えるので、ポイントを押さえて行っていきましょう!
得た情報をESや面接で活かせるよう、次の記事も参考にしてみてください!