
【完全版】ガクチカの書き方から面接での話し方のコツまで徹底解説!
「ガクチカってよく聞くけど何のことだろう?」
「学生時代、特にすごい経験をしていないけどガクチカに何をどう書けば受かるのか…」
このように、ガクチカの書き方や、人事がガクチカの何を見ているのかお悩みではないですか?
ガクチカとは、”学生時代に力を入れたこと”を指します。
実は、ガクチカはフレームワークを用いて7つの要素を含め、伝え方を工夫するだけで印象がグッと上がるのです!
この記事では、ガクチカに含めるべき7つの要素と例文、ガクチカを書く際の注意点や人事が見ているポイントについて説明します。
また、ガクチカと自己PRの違いや、ガクチカがない人の対処法、面接での話し方のコツについても紹介します。
この記事を読んで、人事に魅力的に映るガクチカを作成し、内定獲得に近づきましょう。
自己PRの書き方に関しては、こちらの記事をご覧ください。
目次
1.ガクチカとは学生時代に力を入れたこと
ガクチカとは、”学生時代に力を入れたこと”の略称です。
ガクチカで重要なポイントは、思考のプロセスであり結果を見ているわけではありません。
あなたが行動を起こすときに何を考え、何が問題だと感じてどういう行動を起こし、結果として何があったかということをイメージできるように具体的に書くことが大切です。
学生時代に頑張ったことがないと感じる人も、自己分析をして小さな経験でも全て洗い出し、書けそうな出来事を見つけましょう。
効率的な自己分析の方法についてはこちらの記事をご覧ください。
2.ガクチカを作るためのフレームワーク
ガクチカは上のフレームワークを用いて7つの要素を含めることで、誰でも簡単に魅力的なガクチカを作ることができます。
ガクチカはあなたの能力を伝え、入社後の活躍イメージを持たせるためのものです。
何を頑張ったかという事実だけでは、あなたの能力は伝わりません。
7つの要素を順に含めることで、限られた時間・文字数の中であなたの能力を最大限に伝えましょう。
上の7つの要素については、以下の記事で詳しく説明しているので参照してください。
3.ガクチカの例文3種
ここでは、上記のフレームワークを用いたガクチカの例文を3種類紹介します。
上の7つの要素を順番に含めてガクチカを作成することで、人事にあなたの魅力が伝わり、入社後の活躍イメージを持たせることができます。
よくあるガクチカの中で、以下の3種類の例文を紹介するので、自分の経験に近いものを参考にしてください。
順に紹介します。
(1)部活のガクチカ例文2つ
以下の記事では、部活経験をアピールするガクチカの例文を2つ紹介します。
役職別に紹介しているので似ているものを参考にしてください。
- バレーボール部・キャプテン
- サッカー部・メンバー
(2)ゼミのガクチカ例文3つ
以下の記事では、ゼミの経験をアピールするガクチカの例文を3つ紹介します。
文理に合わせて参考にしてください。
- 経済学ゼミ
- 心理学ゼミ
- 生物学ゼミ
(3)アルバイトのガクチカ例文3つ
以下の記事では、アルバイト経験をアピールするガクチカの例文を3つ紹介します。
業種別に紹介しているので似ているものを参考にしてください。
- 飲食(居酒屋)
- 警備員
- 家庭教師
内定者のガクチカを参考にしよう
学生時代に力を入れたことは、書類選考でも面接でも、大切なアピール要素です。でも立派な体験談が思いつかなかったり、上手に伝えられなかったりして、苦労している人も多いのではないでしょうか。
そこで活用したいのが、『人気企業内定者の「ガクチカ」まとめ』です。
「ガクチカまとめ」ではガクチカの作り方や、内定者の回答例を多数収録しており、短い時間で高クオリティのガクチカを作ることができます。ガクチカまとめを活用して、選考を突破しましょう。
4.ガクチカを書く際の注意点3つ
ここまで、3種類のガクチカの例文を紹介しました。
7つの要素を押さえてガクチカを作成すれば、ESの通過も面接の返答もスムーズにいきます。
しかし、ガクチカを書くときの注意点を押さえておかないと、完璧なガクチカとは言えません。
しっかりとガクチカを書く際の注意点を押さえて、より完成度の高いガクチカに仕上げましょう。
- アピールポイントは一つに絞る
- 言葉を明瞭にする
- どう仕事に活きるのかを話す
順に説明します。
(1)アピールポイントは1つに絞る
ガクチカを書く際の注意点1つ目は、アピールポイントは1つに絞るということです。
1つのガクチカにアピールポイントを複数含めてしまうと、1つ1つの内容が薄くなり、印象に残りにくくなってしまいます。
例えば、「バレーボール部の部長として、練習場所の確保と伝達、練習メニューの提案などを行った」と言われても、何をアピールしたいのかが分かりません。
改善をしては、「練習メニューについて全員で話す場を設け、熟練度別や、曜日によって変えるなどに変更し、みんなが楽しめるようにした」など、工夫したポイントやなぜその行動をとったのかを中心に、アピールポイントを1つに絞って説明しましょう。
アピールポイントを1つに決め、具体的にイメージできるように詳しく説明するようにしましょう。
(2)言葉を明瞭にする
ガクチカを書く際の注意点2つ目は、言葉を第三者に分かりやすく明瞭なものにすることです。
人は一度よくわからない言葉を聞いてしまうと、そのあとの話を理解することが難しくなってしまいます。
例えば、「学祭の企画長を務めた」という言葉は、学祭の企画長というのがどんな役割を担うのか分かりにくいです。
面接官からしたら「学祭の企画長ってどんな仕事をするのだろう」という疑問が生じてしまいます。
改善としては、「学祭の企画長として、メンバーの意見を組み合わせて企画案を作り、当日の運営の統括までを担当した」など、業務内容が第三者にもわかるように伝えると良いでしょう。
身内で固有の言葉を使うのは避け、抽象的な言葉は具体的にして相手に分かりやすくしましょう。
(3)どう仕事に活きるのかを話す
ガクチカを書く際の注意点3つ目は、どう仕事に活きるのかを話すということです。
いくらサークル活動などで人とは違うすごい経験をしていたとしても、仕事に活きるものでなければ、アピールした意味がありません。
例えば、「登山サークルでアルプスのマッターホルンの登頂に成功しました」と言われても、登山ガイド以外の仕事で活躍している姿が思い浮かびません。
改善としては、「メンバーを活気づける役割を果たしていたので、チームのモチベーションを向上させる存在になりたい」など、サークル活動から身についた能力と、その活かし方を説明するといいでしょう。
サークル活動で発揮した力を身についた能力に一段抽象化すると、面接官に仕事での活躍イメージが浮かびやすくなります。
5.ガクチカで人事が見ているポイント3つ
ここまで、ガクチカを書く際の注意点を紹介しました。
ここからは、人事がガクチカのどんなポイントを見ているのかについて説明します。
評価ポイントを意識して、最大限自分をアピールできるように文面を工夫しましょう。
- アピールしている能力が企業でも活かせるか
- 考え方のプロセス
- 人となり
順に説明します。
(1)アピールしている能力が企業でも活かせるか
ガクチカで人事が見ているポイント1つ目は、アピールしている能力が企業でも活かせるかについてです。
面接官は、入社後活躍してくれる人を見極めようとしています。
自分の持つ能力が、実際の業務にどのように活かせるかを説明しましょう。
面接官の頭の中で入社後に活躍する姿をイメージできるレベルで具体的に話すことが大切です。
(2)考え方のプロセス
ガクチカで人事が見ているポイント2つ目は、考え方のプロセスです。
たとえいい結果を残していたとしても、発揮された能力に再現性がなければ意味がありません。
アクションを起こすに至った背景や理由を、面接官に伝わるように具体的に説明するようにしましょう。
あくまで、面接官が重視しているのは結果ではなく、その結果を導いた考え方のプロセスです。
(3)人となり
ガクチカで人事が見ているポイント3つ目は、人となりです。
人となりを見ているのは、会社に貢献してくれるような純粋で向上心がある人物かどうかを見ているからです。
例えば、その人のもつ能力や困難にぶつかった時の解決方法、他人との関わり方などです。
面接官に「この人は○○な人」という印象が残るように、アピールするポイントを絞りましょう。
6.ガクチカと自己PRの違い
就活でよく聞かれるガクチカと自己PRは、用いるフレームワークに違いがあります。
どちらもあなたのアピールであることに変わりはありませんが、会社の求めている回答が異なるためです。
例えば、「学生時代に力を入れたことは?」と問われているのに「私にはリーダシップがあります」と答えるのは、求められている回答とずれています。
以下の記事では、ガクチカと自己PRの違いやそれぞれの書き方、両方を求められた時の注意点について説明していますのでご覧ください。
7.ガクチカがない人のための対処法3つ
ここまで、人事に魅力的に映るガクチカを作成するためのフレームワークやポイントを紹介しました。
どんな学生であれ、必ずガクチカの材料はあるはずですが、過去の自分の経験に自信が持てない人もいるでしょう。
そんな方のために、就活中、就活が迫っているときでも、短期間でガクチカを作る方法を3つ紹介します。
- 海外インターンシップに参加する
- 課外プログラムに参加する
- 現在の活動を発展させる
企業は、現在進行中の経験であっても評価してくれるので、積極的に行動を起こすことをおすすめします!
(1)海外インターンシップに参加する
ガクチカを作るおすすめの方法1つ目は、海外インターンに参加することです。
海外インターンは、短期間でビジネス経験を付けることができ、しかもグローバルで活動している企業には響きやすい経験です。
ここで、海外インターンでおすすめの株式会社旅武者が提供している海外ビジネス武者修行プログラムについて紹介します。
- 海外でビジネス経験を短期間でできる
- 費用が低めで出世払いもできる
- 優秀な学生との濃いつながりができる
順に説明します。
#1:海外でビジネス経験を短期間でできる
ポイント1つ目は、ほかのビジネスプログラムと違い海外でビジネス経験を積むことができるという点です。
日本国内でも、短期プログラムやインターンは数多くありますが、海外となると数が少なく、費用面など敷居が高いことも珍しくありません。
また、こちらのプログラムは全プロセスを経験できるので、就職先でも、営業や企画、経理など誰が何をやっているのかを理解しながら働くことができるようになります。
海外という言語の壁とビジネス一気通貫で経験できるとこが強みになります。
#2:費用が低めで出世払いもできる
ポイント2つ目は、新興国ベトナムでの開催なので、航空費や滞在費が低く、初期費用を低く抑えて参加することができることです。
さらに支払方法も、一括と分割、また就職後のボーナスで支払う出世払いという支払い方もできるので、手持ちのお金が無くても参加できます。
費用については、細かい内訳は説明会で具体的な話を聞くことができるので、一度参加してみると良いでしょう。
#3:優秀な学生との濃いつながりができる
ポイント3つ目は、優秀な学生と濃いつながりができるということです。
2週間必死になってチームでビジネスを動かすので、就職後も「あの時一緒にビジネスプラン考えたなあ」と話ができるつながりができます。
参加学生は2,3年生が多いですが、4年生や就職期間中、内定後でも参加できるので、つながりを求めて参加するのもおすすめです。
(2)課外プログラムに参加する
ガクチカを作るおすすめの方法2つ目は、課外プログラムに参加することです。
短期で取り組みやすい課外プログラムとしては以下の3つがあります。
- NPOやNGOのボランティア活動
- 学校で募集しているプログラム
- 起業スクールやビジネススキルが身につくスクール
順に説明します。
#1:NPOやNGOのボランティア活動
課外プログラム1つ目は、NPOやNGOのボランティア活動です。
NPOなどが募集しているボランティア活動は、報酬はもらえませんが、応募からすぐに採用してもらえるケースが多いです。
学生時代にボランティア活動をして社会のために活動したというのは、企業からの評価ポイントの1つになります。
例えば、activoというサイトでは、学生がすぐに始められるボランティア活動を紹介しており、あなたの条件に合ったものを探すことができます。
活動テーマの幅も広いので、興味のあるボランティア活動に参加し、社会貢献に携わってみましょう。
#2:学校で募集しているプログラム
課外プログラム2つ目は、学校で募集しているプログラムです。
学校で募集しているプログラムも、わざわざ学校の課外活動に参加する意欲的な学生は少ないので、応募すればすぐに採用されるケースが多いです。
企業の評価としては、バイトやサークルなど学業にほぼ関係ないものよりも、大学のプログラムは大学で学んだ知識ベースでの活動だと、しっかり所属先で活動しているという学生は評価されやすいです。
例えば、学校主催で地方に1週間行き、地方創生に貢献するプログラムや、留学生への就学支援など、各大学ごとで様々なプログラムを提供しています。
大学主催ということで信頼もできるプログラムなので、まずは一度大学のポータルサイトや掲示板で学外プログラムがどんなものがあるのかを見てみると良いでしょう。
#3:起業スクールやビジネススキルが身につくスクール
課外プログラム3つ目は、起業スクールやビジネススキルが身につくスクールです。
起業スクールやビジネススキルが身につくスクールは、基本的に有料ですが、その代わりすぐにスキルを身につけることができます。
ビジネススキルは、実際に入社後に使うものであり、自分自身の成長につながることから、学生時代から将来を見据えて積極的に行動しているという姿勢が評価されます。
また、意識の高い学生とも知り合うことができるのでおすすめです。
おすすめのスクールは学生無料でスキルが身につくWILLFUという起業スクールです。
- 授業料が完全無料
- 優秀な学生とのつながり
- 企業が実際にWILLFUの学生を評価している
なにより、サイバーエージェントや、リクルート、日産などの協賛企業は、WILLFUでのビジネススキルを身につけた学生を実際に評価しているというのがポイントです。
実際に起業するかどうかではなく、スキルや人脈を無料で手に入れられて、就活も有利になるので参加してみる価値が高いと言えます。
説明会・体験授業を毎日のように開催しているので、一度参加してみると良いでしょう。
(3)現在の活動を発展させる
ガクチカを作るおすすめの方法3つ目は、現在活動しているものを発展させることです。
すでに行っているアルバイトやサークルで新たな活動をしたり、上位の役職になるように努めるなどがあります。
例えば、アルバイトであれば、お店の売上を向上させるためにSNSの運用を提案し実際に運用をしてみることや、サークルであれば新たな練習メニューを発案し成果を出すなどです。
すでに活動している場所であなたの地位や経験を高めるという方法で、少しでもアピールできる材料を作りましょう。
8.面接官に伝わる話し方のポイント5つ
ここまで、ガクチカがない人のための対処法を紹介しました。
しかし、どれだけいいガクチカを作ったとしても、面接官に伝わらなければ意味がありません。
ここからは、ガクチカを面接官に伝えるために効果的な話し方のポイントを5つ説明します。
- 語尾まではっきりと発音する
- 口癖を挟まない
- 抑揚をつける
- 目を見て話す
- 無駄な動作をしない
自分の話し方を録音や録画して確認してみましょう。
(1)語尾まではっきりと発音する
面接官に伝わる話し方のポイント1つ目は、語尾まではっきりと発音するということです。
語尾を曖昧にしてはっきりと発音しないと、面接官に自信がない印象を与えてしまいます。
また、語尾を伸ばした言い方をすると、賢くない印象を与えてしまうでしょう。
「~です/ます」まで言い切ることを意識しましょう。
語尾は短くはっきりと発音することがポイントです。
(2)口癖を挟まない
面接官に伝わる話し方のポイント2つ目は、口癖を挟まないということです。
口癖が入ると、面接官は話を聞きとりにくくなり、印象も良くありません。
限られた時間で最大限自分をアピールするためにも、口癖でタイムロスするのはもったいないです。
「えー」などの口癖をなくしましょう。
口癖をしていないかどうか録音して確認すると良いでしょう。
口癖が出そうな時は、一瞬黙ることを心掛けてみてください。
(3)抑揚をつける
面接官に伝わる話し方のポイント3つ目は、抑揚をつけるということです。
どれだけすごいことをしていても、面接官に伝わらなければ意味がありません。
強調したい内容の部分を、少し声を大きくゆっくりと話しましょう。
数字や結果の部分など、最も伝えたいメッセージに重きを置くことがポイントです。
(4)目を見て話す
面接官に伝わる話し方のポイント4つ目は、面接官の目を見て話すということです。
目を見て話すことが難しい人は、面接官のネクタイを見るようにしましょう。
視線が泳いでしまうと、落ち着きがない印象を与えてしまいます。
面接官と目を合わせて話すだけで、話の内容や熱意が伝わりやすくなるのです。
しっかりと視点を定めて話し始めるようにしましょう。
(5)無駄な動作をしない
面接官に伝わる話し方のポイント5つ目は、顔以外の部分の無駄な動作をなくすことです。
口以外の部分が動いていると、面接官の注目が、話の内容より動作の方になってしまいます。
貧乏ゆすり、髪や顔を触るのは絶対にやめましょう。
これは、面接だけでなく、グループディスカッションなども同様です。
顔以外に注目がいかないように、無駄な動作はしないことが大切です。
自分が無駄な動作をしていないか録画して確認するようにしましょう。
また、体が動いてしまうという人は、ジェスチャーを使うという対処法もあります。
録画した動画を見返して、伝わりやすい話し方の練習を繰り返し行ってください。
9.まとめ
この記事では、ガクチカに含めるべき7つの要素と例文、ガクチカを書く際の注意点や人事が見ているポイントについて説明しました。
また、ガクチカと自己PRの違いや、ガクチカがない人の対処法、面接での話し方のコツについても紹介しました。
フレームワークを用いてガクチカを作成し、面接官に伝わるように何度も録音して練習してみてください。
この記事の内容を実践して、人事に魅力的に映るガクチカを作成し、内定獲得を目指しましょう。
また志望動機の書き方については、こちらの記事をご覧ください。