
【webテスト対策】意外と難しい!玉手箱の対策やコツを徹底解説
「玉手箱ってどんなテストなの? 」
「対策は必要なの? 」
このような不安を抱えていませんか?
実は、玉手箱は独特な形式のwebテストで、対策しなければ面接にも進めません!
この記事では、玉手箱の概要や出題企業・出題問題、対策方法を紹介します。
この記事を読めば、玉手箱を受験する前に何をすべきかが分かりますよ!
目次
1.玉手箱とは
書類選考が終わった途端、「玉手箱」という言葉を耳にします。
「玉手箱」を実施する企業は多く、就活をしていると一度は遭遇するでしょう。
それでは、玉手箱とはいったい何なのでしょうか。
(1)玉手箱はwebテストの一種
玉手箱とは、企業が新卒採用の選考過程で課すwebテストの一種です。
SPIと同様、主にESと同時もしくはES合格後に課される選考になっています。
自宅で受験するタイプと、テストセンターで受験するC-GABのタイプがあります。
ですが、ほとんどの場合は自宅で受験可能なタイプのものです。
エントリーしている企業が実施するwebテストの種類は早めに確認しておきましょう。
webテストの種類については、就活口コミサイトやテストのURLで確認することができます。
以上のようなURLの場合、玉手箱である可能性が高いです。
(2)SPIとの違い
玉手箱と同様、SPIもまたメジャーなwebテストです。
しかし問題の形式はかなり異なるので、SPIが得意だから玉手箱も大丈夫、と安心はできません。
非言語の場合、SPIが数学的な問題が多いのに対し、玉手箱は算数的な問題が多いです。
玉手箱で実際に出題された問題は2の(2)出題問題で紹介しています。
SPIの問題については以下の記事を参考にしてください。
玉手箱は問題自体の難易度は高くないのですが、問題数が多いので1問あたりにかけられる時間が短くなってしまうのが最大の難点です。
なので、速く解く力を身に付ける必要があります。
暗算や黙読のスピードを上げるトレーニングはかなり有効と言えます。
2.出題企業と出題問題
どのような企業が玉手箱を導入し、どのような問題が出題されるのか事前に情報があると余裕を持てます。
実際に見ていきましょう。
(1)出題企業
実際に玉手箱が出題された企業を紹介します。
業界 | 社名 |
金融 | バンクオブアメリカ・メリルリンチ シティグループ 三井住友銀行 大和証券 みずほ証券 |
メーカー | スリーエムジャパン 日立製作所 日産自動車 |
広告・マスコミ | TBS 読売広告社 |
インフラ・交通 | 川崎汽船 東京電力 東京ガス JR西日本 |
幅広い企業で玉手箱は導入しています。
特に金融業界や大手企業ほど出題傾向が高いため、金融業界、大手企業を目指す人にとっては対策必須の適性検査です。
(2)出題問題
出題問題としては以下の8つです(性格テストを含めると9つ)。
【計数】 小学生も解けそうな問題から、センター試験で出題されそうな問題まであります。
問題数が多いのが特徴です。
- 四則逆算
- 表の計算
- 欠落した表の計算
#1:四則逆算(50問/9分)
四則逆算は、一部の空欄を埋める問題です。
暗算でもできるような問題が比較的多いです。
#2:表の計算 (20問/20分または35問/35分)
表の計算は、設問に対する解答を表から性格に読み取る能力が求められます。
電卓の利用可ですので、暗算できない問題はガンガン電卓に頼りましょう。
#3:欠落した表の計算(29問/15分または40問/35分)
欠落した表の計算は、表から法則を読み取り、その空欄に入る数字を導きだす問題です。
【言語】 基本は長文読解問題が出題され、長文を読み、設問に対して適切な解答をする必要があります。
- 長文の趣旨選択
- IMAGES形式の長文
- GAB形式の長文
#4:長文の趣旨選択 (10問/12分)
趣旨選択では、長文を読みその文章のなかで筆者の訴えを汲み取る問題です。
#5:IMAGES形式の長文(32問/10分)
IMAGES形式は長文を読み、4つの設問に対して一番適切な解答を選択する必要があります。
#6:GAB形式の長文(32問/15分または52問/25分)
GAB形式はIMAGE式と同様で長文に対して4つの設問に解答します。 参考サイト
3.玉手箱のコツ
玉手箱の有効な対策として以下の3つがあります。
- 問題の形式に慣れる
- 時間配分を考える
- 性格テストは業務や社風に合わせる
順に説明します。
(1)問題の形式に慣れる
玉手箱の対策で有効なのが「問題の形式に慣れる」ことです。
玉手箱は出題される範囲、分野が狭いため問題の出題形式を理解すればテンポよく問題を解答できるためです。
紹介したアプリや教材を利用して数年分の問題を解き、形式に慣れましょう。
数をこなせばこなすほど結果が必ずついてくるので、繰り返し問題を解くのが良いです。
(2)時間配分を考える
「時間配分を考えること」は玉手箱では大変重要です。
玉手箱は制限時間内に対して、問題数がかなり多いためです。
分からない問題に無駄に時間を費やすのではなく、「30秒考えても分からない場合は次の問題にいく」のように時間配分に気を付けてください。
事前に問題集を解きながら、どの程度の時間配分だったら全問題を解けそうなのか目安を設けましょう。
科目 | 分野 | 目安時間 |
計数 | 四則逆算 | 1問あたり10秒ほど |
表の計算 | 1問あたり1分ほど | |
欠落した表の計算 | 1問あたり50秒ほど | |
言語 | 長文の趣旨選択 | 1問あたり1分10秒ほど |
IMAGES形式の長文 | 1問あたり15秒ほど | |
GAB形式の長文 | 1問あたり25秒ほど | |
英語 | IMAGES形式の英語長文 | 1問あたり20秒ほど |
GAB形式の英語長文 | 1問あたり20秒ほど |
(3)性格テストは業務や社風に合わせる
玉手箱には性格テストもあります。
どうしてもテストに合格したいようならこの性格テストは、希望の会社の業務や社風に合わせるのが良いです。
その企業の社風に合わないような人材をわざわざ企業が採用しないためです。
事前に会社の求める人物像をリサーチしておき、その自分を演じます。
ここで注意しておくべきことは、一貫性をもった回答をすることです。
このような性格テストでは似たような出題をいくつかされます。
そこで回答に矛盾があると、落とされる原因になるため気を付けましょう。
4.対策方法
玉手箱は問題の形式が独特なので、慣れないうちはかなり苦戦します。
志望度の高い企業の選考が始まる前に、対策を始めましょう。
対策方法は2つあります。
- 問題集
- アプリ
順に紹介します。
(1)問題集
SPIのように、玉手箱にも市販の問題集が存在します。
丁寧な解説付きなので、苦手意識のある人も少しずつ慣れてきます。
問題集を解いている時間がない!という人は問題の形式を確認して、解答解説を読むだけでも何もしないより効果があります。
以下の記事でおすすめの問題集を紹介しているので参考にしてみてください。
(2)アプリ
対策にまとまった時間が取れない! という方にはアプリがおすすめです。
荷物にもなりませんし、選考と選考の間の時間潰しや電車での移動中など、スキマ時間を有効に活用することができます。
玉手箱対策のためのアプリは少ないですが、地頭を鍛えるようなアプリなどもかなり有効です。
一度玉手箱に挑戦してみて、自分の課題を見つけてから、あなたに必要なアプリを探すのも良いですね。
以下の記事でおすすめの玉手箱対策アプリを紹介しているので、参考にしてみてください。
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5.まとめ
この記事では、玉手箱がどういったwebテストなのか、選考通過するためのコツ、対策方法について紹介しました。
玉手箱が実は侮れない選考の一つで、スキマ時間などを活用しながら対策する必要があることが理解できたと思います。
エントリーしたい企業のwebテストの有無や種類を早めに把握し、早めの対策を心がけましょう!